野菜栽培の基礎知識
種まきや収穫の時期などについては、関東地方を
標準としています。
●トマト
・栽培のポイント
トマトはナス科の野菜で、アンデス地方が原産ですので、
高温を好みますが、多湿には弱いです。
栄養面ではビタミンCに富み、Aも含まれています。
また、ミニトマトは野生が残っているせいか、
病気に強く着果も多いので作りやすいです。
・土つくり
連作を嫌いますので、ナス科の野菜を
4〜5年作っていない所をえらびます。
支柱も植えつける前に立てた方が良く、
株間60cmとして支柱を立てます。
・種まき、定植
無加温のときは、4月に入ってからポットに3〜4粒の種をまき、
薄く土をかぶせます。
苗は本葉が8枚ぐらいで茎が太くがっちりした感じのものに仕上げます。
第1花房が膨らんで開花直前のものが定植時期です。
植えつけは深植えをさけ、
植えつけた場所がくぼみにならないようにします。
・管理
普通は1本仕立てにしますので、必ずすべてのわき芽をかきます。
その他、誘引、敷わらなどを行ないます。
トマトは窒素分をあまり必要としませんので、
追肥は半月に1回ほど少量施します。
敷わらは地温を下げないために最初は薄く、
梅雨があけ暑くなったら厚くしてやります。
・収穫
7月ごろから収穫が始まりますが、家庭菜園では充分熟してから
収穫した方がおいしいです。
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●ジャガイモ
・栽培のポイント
品種は男爵とメークインが有名ですが、中身がオレンジ色のものなどの
種類もあり、いろいろ試してみると面白いでしょう。
冷涼な気候を好みますが、霜には弱いので
芽が出た後に霜にあわないように植えつけましょう。
またジャガイモは、たくさん使われる野菜で貯蔵性にも優れています。
・土つくり
比較的酸性土壌には強いですが、必要に応じて有機石灰をまいて畝を作ります。
畝幅は60〜70cmなるようにし深さ7〜8cmの植え溝を作ります。
・植えつけ
暖地や中間地では2月下旬〜3月中旬に植えつけます。
株と株の間は40cm位とし、種イモを40g位に切って並べます。
切ったあと切り口を少し乾かして切り口が下になるように植えつけます。
切り口を上にするとイモが腐りやすくなるからです。
種イモが隠れるよう7〜8cmの厚さに土をかけます。
あまり深植えすると発芽・生育が遅れるので注意します。
・管理
1個の種イモに何本もの芽が出てきますので、長さが10cm程度になったら
2〜3本残して他の芽はかきとります。
その際、残す芽をいためないように株元を押さえながらかきとります。
その後、2回ぐらい株元に土寄せをします。
・収穫
5月末〜6月ごろに茎葉が黄変したら試し堀をしてから、
晴れている日に収穫しましょう。
超蔵する前に、数時間ほど太陽に当て、その後は日陰で
十分乾燥させましょう。
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●カボチャ
・栽培のポイント
カボチャは、大きく分けて日本カボチャ、西洋カボチャ、
ぺポカボチャの3種類に分けられます。
日本カボチャは、やや高温多湿の気候に耐える性質があります。
西洋カボチャは、やや冷涼で乾燥した気候を好み、
ぺポカボチャは耐暑性が強いです。
栄養価はたいへん高く、ビタミンAやCが豊富です。
・土つくり
肥料を与えすぎると、ツルぼけを起こしますので、
前作を考慮して肥料の量を調整し、少なめにします。
・種まき
4〜5月に直まきするか、
4〜5月にポットに種をまき、本葉2〜3枚の苗を5月上旬に植えつけます。
植えつけ間隔は、株間180×90cm程度と、間隔を広く取ります。
・管理
肥料が不足するようなら、一番果が成ったときに追肥をに施します。
ツルが伸び出す前に敷わらをすると、実が汚れません。
・収穫
開花後25〜30日で収穫します。果色が色あせ、
白い粉をふき始めたときが適期です。
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●エダマメ
・栽培のポイント
エダマメはダイズを未成熟のときに利用する場合の呼び名です。
栄養面ではタンパク質に富んでいて、塩ゆでなどで食されます。
弱酸性土壌に適応性がありますが、土壌の乾燥には弱いです。
また、連作を嫌うので、マメ科のものを2〜3年作っていない
場所で作つするのが良いでしょう。
品種は、生育の早い遅いによって極早生、早生、中生、晩生に
分けられますが、これらの品種を組み合わせると、
長期間収穫することができます。
・土つくり
種まきする1週間位前に堆肥を施しおきます。
酸性土壌にかたむききすぎている場合は、有機石灰などを
施します。肥料はマメ科なので少なめで良いです。
・種まき
直まきもできますが、鳥害を防ぐためにはポットで苗を育て、
本葉1〜2枚の時、移植します。
1カ所2本づつ植えつけます。
・管理
直まきの場合は、生育初期に間引きをして1カ所2本立にします。
また、中耕や土寄せも行います。
・収穫
種まきから収穫まで、極早生種で80〜90日、早生〜中生種で90〜110日です。
さやがふくらんでくるころが収穫適期です。
さやが硬くなったり、黄色くなったりする前に収穫します。
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●エンドウ
・栽培のポイント
気候的には冷涼を好み、15〜25℃が生育の適温です。
幼苗は特に低温に強いので、雪の降らない地方では
秋まきができます。
北側に風よけや霜よけを置いたりにモミガラを敷いたりして
防寒対策をします。
・土つくり
連作を嫌いますので、3〜5年は同じ場所に作らないようにします。
排水を良くしてやり、酸性土壌を嫌うので有機石灰を施してやります。
・種まき
移植を嫌うので、種まきの方法は、なるべく直まきにします。
発芽を良くするために、種はまく前日から水に浸しておきます。
1カ所に3〜4粒ずつ点まきし、あとで間引きして2本立てにします。
・管理
ササ竹や葉のついた樹木の枝などを風よけ、霜よけとしてうねの北側に
さしておきます。
追肥は、春になり支柱が必要になる時期にします。
・収穫
サヤエンドウは花が開いてから25日後に収穫になります。
スナックエンドウは、実がふくらんでから収穫します。
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●キャベツ
・栽培のポイント
冷涼を好み、生育の適温は15〜20℃です。
高温に弱いけれども、低温にはよく耐えます。
また、品種も多く真夏以外は周年栽培が可能です。
栄養価は、ビタミンCに富み、ビタミンA、B1、カルシウムなども含んでいます。
一般地帯で最も作りやすいのは、秋まきです。
・土つくり
キャベツは肥えた土壌を好むので、堆肥を多めに施します。
・種まき
箱まきで5cm間隔にすじまきし、本葉2〜3枚になったら、
仮植えします。
夏まきの場合は、定植後1週間ぐらいは寒冷紗で
トンネル状に被覆します。
本葉5〜6枚で定植時のうね幅は60〜75cmにとります。
・管理
中耕の際に、除草、追肥、土寄せをかねて行います。
・収穫
玉が締まってきたら、とり遅れないようにします。
収穫が遅れると、玉が割れたりし、品質を損ないます。
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●キュウリ
・栽培のポイント
支柱仕立ての栽培を基本としますが、5〜7月にかけては
品種を選べば、直まきの地這栽培も可能です。
温和な気候に適しており、霜に弱く、また、高温にも弱いです。
生育期間が短く、土壌水分や温度の影響を受けやすい野菜です。
キュウリにはビタミンCが豊富に含まれていて、
漬物用、生食用に利用されています。
・土つくり
畝の幅120cmのベッドをつくり、2条植えで株間は60cmとします。
地這栽培では植えつける場所だけやや高くなるように作っておきます。
また、乾燥に弱いので、敷き草などで乾燥を防ぎます。
・種まき、定植
4月ごろ種をまいて苗を育て、植えつけは晩霜の恐れがなくなった頃、
本葉4〜5枚で植えつけます。
苗は徒長せず、がっちりした感じに育てます。
あまり深植えにしないようにします。
・管理
支柱は合掌づくりになるよう立て、つるを誘引します。
高さが高くなったら、側枝が成長するように親枝は摘芯します。
側枝は、葉を2枚残して摘みとります。
・収穫
木に負担をかけないように若取りすると長く収穫できます。
できれば毎朝収穫するようにします。
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●ダイコン
・栽培のポイント
古くから日本に入っていたので、各地の気候風土にあった品種が
たくさんあります。
暑さには弱いですが寒さには比較的強いです。
ただし、肥大した後は凍害をうけやすくなります。
一般地帯では夏まきは難しく、秋まきのほうが栽培はやりやすいです。
根部よりも葉の方が栄養的に優れていますので葉も利用しましょう。
・土つくり
石や未熟な有機質肥料根が触れると、又根やヒゲ根の原因となるため
除去しておきます。
必要に応じて有機石灰を施し、十分に耕しておきます。
・種まき
秋まきは8月下旬〜9月上旬に種まきします。
よく耕した後に、空ビンの底などで株間30cmぐらいになるように穴をつけ、
1穴あたり5〜6粒の点まきします。
覆土は、1cm位の厚さにし、軽く土を押さえます。
・管理
発芽して本葉1枚で3本残し、本葉3〜4枚のときに2本残し、
本葉6〜7枚になったら1本だけ残すように間引きをします。
間引きの際には、残した株に土寄せをします。
・収穫
秋まきでは、種まき後80〜100日で収穫できます。
収穫が遅れるとすが入ってくるので、遅れないようにします。
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●タマネギ
・栽培のポイント
早生系は早く肥大しますが貯蔵性が良くありませんので、
貯蔵する場合は中晩生系が良いでしょう。
タマネギは寒さには強いのですが、暑さには弱いので、
秋まきをして翌年の春〜初夏に収穫します。
辛味の弱い品種はサラダなど生食に適します。
・土つくり
タマネギは苗床を作って育苗します。
タマネギは酸性土壌に弱いので必要に応じて
有機石灰をまき良く耕します。
・種まき、植え付け
板切れで深さ5cmのまき溝を6〜8cmごとに作って種をすじまきにします。
覆土は種が見えなくなる程度に行い、
乾燥を防ぐためその上に堆肥や腐葉土をふり、
さらにワラや新聞紙で発芽まで覆っておきます。
発芽を確認したらすぐに覆いをはずします。
種まき後50〜60日たったら、苗とりの前に水をやっておき、
葉を切らないようにていねいに苗とり、植えつけます。
植え溝に堆肥を施しておき、5cmほど間土して苗を植えつけます。
株間は10cm程度にします。
・管理
年内と3月上旬の2回程度うね間や株間に追肥を与えます。
・収穫
6月ごろに全体の株の7〜8割の茎葉が倒れたら天気の良い日に収穫します。
2〜3日干してから、数球ずつ束ねて風通しの良いところへ
つるして貯蔵します。
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●トウモロコシ
・栽培のポイント
トウモロコシは高温で日当たり好み、適度な土壌水分を必要とします。
トウモロコシは他家受粉なので、株数が少ないと受粉がうまくいかず、
穂のつぶぞろいが悪くなります。
そのため、できるだけ多くの株を栽培するか、受粉しやすいように
1列ではなく、2列とか3列などにして栽培すると良いでしょう。
・土つくり
土壌の乾燥や過湿を防ぐには、敷き草などでマルチ栽培をすると良いでしょう。
・種まき
4月20日ごろからまけます。
直まきが普通ですが、4月中旬ごろ種まきし、
育苗して植えつけることも可能です。
種まきは1カ所2〜3粒まきにし、株間30cmの2条まきとします。
・管理
本葉5〜6枚になったら、中耕土寄せをして倒伏を防ぎます。
株もとのわき芽は摘除しないで放任しておいた方が倒れにくくなります。
草丈70〜80cmに伸びたころ2回目の中耕、土寄せをしてやります。
また、最上部の雌穂1本だけを残してかきとるのが良いでしょう。
・収穫
雌穂の絹糸が出てから20日前後が収穫の適期となります。
少し皮をむいてみて熟度をたしかめてから収穫します。
収穫後は5〜6時間たつと甘味が落ち始めるので
早く食べるようにしましょう。
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●ナス
・栽培のポイント
古くに中国から渡来したため、気候風土に応じて多くの品種が
作られるようになりました。
栄養面では特に優れているわけではありませんが、
栽培しやすく秋まで長期間にわたって収穫できるので、
重宝する野菜です。
調理法も漬物、焼ナス、あえ物、天ぷら、いため物など
多種にわたっています。
・土つくり
連作を嫌いますので、3〜4年はナス科の野菜を作っていない畝にします。
・種まき、定植
ナスはトマト以上に高温を好みますので、
無加温での種まきは4月に入ってからにします。
本葉5〜6枚になり葉色が濃く、がっちりした感じの苗になったら定植します。
ベッドの植え穴に入れ、土をかけますが、
あまり深植えにならないようにします。
・管理
葉や実が風でゆれないように支柱に誘引します。
また、乾燥には弱いのでかん水も忘れず行ないます。
整枝は1番花の下から出る側枝2本を残し、主枝と合わせて3本仕立てにします。
それより下から出るわき芽は小さいうちに摘みとってしまいます。
・収穫
7月ごろから収穫できますが、果実を大きくしてしまうと草勢が衰えるので
実が小さいうちに収穫してしまいます。
高温で弱ってくるので8月初旬ごろ更新剪定をしてやります。
主枝、側枝の基部の葉を3〜4枚残して切ってしまします。
長く収穫するには半数の株だけ切るようにします。
その後30日位たつとふたたび実が収穫できるようになります。
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●ニンジン
・栽培のポイント
短根系は適応性が広く土地をあまりえらばないので、栽培しやすいです。
生育適温は18〜21℃位で、高温や低温条件ではあまり生育が良くありません。
そのため一般地帯では春または秋が栽培適期となります。
また、ニンジンは栄養価も高く、ビタミンAに非常に富んでいます。
・土つくり
酸性土壌には弱いので、有機石灰をまき、又根にならないように
良く耕して大きなゴロ土のないようにします。
・種まき
秋冬まき、春まきがあります。ニンジンの種は発芽しにくいので、
種は多めにまき、覆土はうすく、1cmぐらいかけ、
十分に鎮圧し、かん水をします。
・管理
ニンジンは発芽してからの初期生育が遅いので、
初期は早めに除草する必要があります。
間引きは2回ぐらい行うと良く、1回目は本葉3〜4枚のときに
株間4〜5cm間隔に1本とし、
2回目は本葉6〜8枚の時に株間12〜15cmになるよう間引きします。
追肥は間引き時に条間に米ぬかボカシなどを施します。
・収穫
種まきしてから収穫までの日数は、4寸系で100〜120日、
5寸系で120〜140日ごろですが、
肥大したものから順に収穫していくと良いでしょう。
冬は土寄せをして寒さから防いでやると長く収穫できます。
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●ハクサイ
・栽培のポイント
ハクサイは冷涼を好み、生育適温は初期は20℃前後、結球期は15℃前後で、
耐寒性は非常に強いですが、耐暑性には弱いです。
ビタミンCを多く含みます。また漬物や鍋物の材料として
冬期に重宝する野菜です。また貯蔵性にも優れています。
・土つくり
ベッド幅120cmで、2条植えとし、株間は約60cmとして畝を立てます。
酸性土壌に傾いている場合は有機石灰を施します。
・種まき
ハクサイは苗を作っての移植栽培もできますが、根が傷みやすいので、
ここでは直まきについて説明します。
一般地帯の秋まきは、普通栽培で8月下旬のころ種まきをします。
種まきはベッド幅を120cmにとり、株間60cmくらいで2条植えとします。
土を良く押さえてその後ビールびんなどでまき穴をつけ、
そこへ8〜10粒の種を重ならないようにまきます。
覆土してから土の表面を細かくした堆肥などで薄くおおうと、
乾燥や雨でたたきつけられるのを防ぐことができます。
・管理
発芽後、間引きを行ないます。第1回目は種まきして2週間後に3本立て、
第2回目は種まきして3週間後に1本立てとします。
結球開始前の追肥を行ないます。
・収穫
品種にもよるが、種まき後70〜80日で収穫できます。
また、霜に1〜2回あてた後は、甘みが増し、おいしくなります。
12月ごろに新聞紙などで包んで、暖房のない部屋などにおけば
1〜3月くらいまでの貯蔵が可能です。
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●ピーマン
・栽培のポイント
ピーマンは高温性の野菜ですが乾燥にも湿気にも弱い特性があります。
栄養的にはビタミンAとCを多く含んでいます。
ピーマンには特有のにおいがありますが調理法により消すこともできます。
また、色どりにも欠かせません。
・土つくり
植えつけの3週間前までに堆肥をやります。
ベッド幅120cmで2条植えで、株間は約60cmとします。
・種まき、定植
ピーマンは高温性の野菜なので、無加温で栽培する場合は
4月に入ってからポットに種をまきます。
苗は、がっちり育ったものが良く、本葉が7〜8枚ついて、
第一花が開花直前ぐらいが適当です。
・管理
ウイルス病にかかりやすいのでアブラムシに注意しましょう。
また、乾燥にも弱いので乾いたらかん水をしましょう。
梅雨が明け、暑くなったら敷わらを全面に厚く敷いてやりましょう。
繁茂してきたら、こみあった枝や葉を切り捨てます。
・収穫
最初のころは、若どりすると木の消耗を避けられます。
消耗が少ないと収穫期間は10月ぐらいまで続きます。
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●ブロッコリー
・栽培のポイント
耐暑性と耐寒性ともにあるほうなので、比較的作りやすい部類に入ります。
しかも品種によっては、側枝も収穫できるので利用期間が長くなります。
栄養的にはビタミンA、Cに富んでいます。
・土つくり
ブロッコリーはキャベツの仲間なので比較的肥料を必要としますので、
畑は植えつける前に有機石灰や堆肥をまいておきます。
・種まき、定植
大きく分けて、夏まきと春まきに分けられます。
一般には夏まきが作りやすくて良いでしょう。
関東標準で7月上・中旬ごろまくのが、作りやすいでしょう。
種まきはポットを使って行うのが手軽です。
伸び過ぎないようにかん水量を調整します。
種まき後1ヶ月前後、本葉が5〜6枚の時が植えつけ時期です。
植えつけ後はたっぷりかん水し、できれば敷わらをしてやります。
・管理
生育の様子をみて、追肥します。生育期間の長い晩生のものほど
追肥回数を多くします。
また、土寄せをして、株が倒れるのを防ぎます。
・収穫
とり遅れると花が咲いてきますので、とり遅れないよう早目に収穫します。
最初にとるのは主枝ですが、主枝をとったあとに側枝も収穫できます。
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●ホウレンソウ
・栽培のポイント
ホウレンソウは冷涼な気候を好み、寒さには非常に強いです。
反面暑さに弱く、高温になると生育が鈍ります。
栄養的にはビタミンA、Cを多量に含み、しかも鉄分が多いです。
野菜が少なくなる時期に収穫できるという点で便利ですので少しずつ
何回にも分けてまくと重宝します。
最も作りやすいのは秋まきで、ついで春まきです。
春まきは、抽苔(とうだち)しにくい品種を選びましょう。
・土つくり
ホウレンソウは酸性土壌にたいへん弱いので有機石灰を施します。
・種まき
ホウレンソウはは発芽がそろいにくいので、芽出しをすることがあります。
芽出しは、一昼夜水に浸して、日かげ広げて芽を出させます。
・管理
栽培期間が長くなる秋まきでは、途中で追肥を行います。
・収穫
収穫は草丈が20cm以上に伸びてから収穫するのではなく、
15cm程度から間引き収穫しましょう。
春まきでは抽苔(とうだち)に注意しましょう。
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