コンパニオンプランツ
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コンパニオンプランツ


   

・ある種の植物同士を組み合わせて栽培すると、それぞれ生育を助け合ったり
 病害虫や雑草の被害をなくしたり減らしたりすることができます。
 このように組み合わせて栽培する植物のことをコンパニオンプランツ(共栄植物)と
 いいます。

・アメリカの先住民に言い伝えられている、
 トウモロコシ、インゲン、かぼちゃという組み合わせがあります。
 これは収量が増える組み合わせであることが実証されています。
 また、日本でも田のあぜで大豆を作るのは昔からの習慣でした。
 昔からの言い伝えなども有効な場合が多いと思われます。
 ただし、コンパニオンプランツは、土壌条件、気候条件、品種の違いにより
 必ずしもうまくいくとは限りません。
 きめ細かい観察をし、他の耕種的防除法とも組み合わせたりすることも大事です。

コンパニオンプランツの組み合わせは、
 相性が悪い場合もありますので注意が必要です。
 たとえば、ジャガイモの横にトマトに植えますと、
 ジャガイモの収穫のあと、同じ科であるトマトへ
 害虫や病原菌が移動することがあります。

・コンパニオンプランツの植え方としては、
 間作(間に植える)、
 混作(まぜこぜに植える)、
 輪作(コンパニオンプランツの後に目的の作物を植える)
 などの方法があります。

・マリーゴールドと大根の組み合わせはセンチュウ抑制に効果があり、
 プロの農家が実際に行い効果をあげているという話を聞いたことがあります。
 もっともこの場合は緑肥としてすき込んでいるそうです。

 私が実際にキャベツの周りにペパーミントを植え付け、
 モンシロチョウが寄って来ないかどうか観察したことがありますが、
 ペパーミントにも寄ってきて止まったりしていました。
 さすがにペパーミントに卵を産んだりはしませんでしたが、
 すぐそばのキャベツにはしっかりと卵を産んでいました。

 ですから、過信するのは禁物ですが、自然の仕組みを知っていて
 応用できるときに応用するのは大事なことだと思います。

 また、コンパニオンプランツを農薬の代わりにしようとは考えずに、
 害虫や病原菌を寄せ付けないように健全に育てることが
 もっとも大事だと思います。

組み合わせの例(一部)


コンパニオン
プランツ
効果のある野菜 効 果
マリーゴールド 大根、キャベツ、にんじん 根は土中のセンチュウを抑制する効果があります
スイートバジル ブロッコリー、トマト アブラムシ、アオムシなどを減らします
ニラ、ネギ きゅうり、かぼちゃ、じゃがいも つる割病、青枯病などを防ぎます
にんにく 野菜全般 においを嫌がり、害虫が寄って来ません
パセリ トマト、ニンジン 生育を助け、味を良くする効果があります
ペパーミント キャベツ においを嫌がり、モンシロチョウがあまり寄って来ません
カモミール たまねぎ、キャベツ 病害虫の予防に効果があります。
レタス キャベツ ヨトウムシ、モンシロチョウなどが近づきません。
ネギ ほうれんそう ほうれんそうの害虫は、ネギのにおいを嫌います。
ラッカセイ トマト トマトが病害虫に強くなります。
エダマメ ニンジン ニンジンの害虫であるアゲハチョウの幼虫が寄ってこなくなります。
ソラマメ キャベツ ソラマメの根は深く、キャベツの根は浅いので、競合しません。
エンバク かぼちゃ エンバクが敷きわらの役目をします。
また、かぼちゃの生育促進も期待できます。
クローバー キャベツ アブラムシをクローバーに引き寄せることができるので、キャベツの害を少なくすることができます。





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