緑肥
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緑肥


1.緑肥の効用


  ・土壌改良
   緑肥は粗大有機物を大量生産し、これをすき込むと
   有用微生物のエサとなるとともに、
   土壌に隙間をつくり酸素を補給できるので、
   有用微生物の住み家をつくることができます。
   これにより、有用微生物が増え、病原菌密度を低下
   させることができます。

  ・安くて手軽
   緑肥導入は種代程度で済みます。
   もちろん無肥料栽培で、手間要らずです。

  ・排水性の改善
   深根性のマメ科を中心に、緑肥の根は土壌中に深く入り込み
   土中を深く耕すので排水性を改善することができます。

  ・保肥力の増大
   土壌にすき込まれた有機物は微生物に分解され
   腐食を作り出します。腐食は肥料成分を吸着し、
   土壌から流れ出すのを防ぎます。
   これにより、地下水や河川の汚染を防ぎ事ができます。

  ・有害センチュウの低減
   えん麦、マリーゴールド、クロタラリアなどにの緑肥を、
   すき込むことにより有害センチュウを減らす効果が
   あることが実証されています。

  ・土壌微生物相が豊かになる
   緑肥作物の根から糖類の一種(ムシゲル)が出て、
   これをエサとして豊富な微生物が増えるので、
   土中には多種多様な微生物が増え、
   微生物相が豊かになります。

  ・敷きわら、雑草抑制
   雑草マルチに利用でき、作物を乾燥や高温から
   守ることができ、また雑草を抑制することもできます。

  ・空中窒素の固定
   マメ科の緑肥植物は根に根粒菌がついて、
   空中の窒素を固定するので土壌が肥えることになります。

  ・通路にも雑草草生マルチ
   自然農法は不耕起にすることが多いので
   ウネを固定することが多く、通路はどうしても
   踏み固められて硬くなりがちです。
   そのためにも通路で緑肥を栽培して、
   土の中から緑肥の根に耕してもらうことができます。
   ただし、緑肥が生長して作物の光合成の
   妨げになり始めたら、緑肥の根を土中に残して
   短く刈り込みます。

  ・風よけ、害虫よけ、農薬飛散防止
   また、菜園の周囲に背の高い緑肥を植えると、
   風よけとして、またアブラムシなどの害虫の
   飛来を少なくすることもできます。
   飛散してきた農薬を防ぐことも可能です。

  ・バンカープランツ
   栽培作物のすぐ近くに、その作物につく害虫の天敵が
   好んでやってくるような緑肥を栽培します。
   そうすると、害虫はその緑肥にやってきた天敵に
   退治されます。

2.イネ科 えん麦

  ・麦の野生種に近い緑肥用の品種です。
  ・緑肥としてすき込むために通路および空いている畝に播種します。
  ・微生物のえさとしての有機物及びセンチュウの抑制にも
   役立つと期待しています。
  ・播種時期は、3月頃及び9月頃。
  ・すき込みの適期は、播種後60日前後で、草丈80cm以上、出穂開始頃。

3.マメ科 クロタラリア


  ・熱帯原産の一年草。
  ・緑肥としてすき込むために通路及び空いている畝に播種します。
  ・微生物のえさとしての有機物及びセンチュウの抑制にも
   役立つと期待しています。
   また、マメ科なので、根粒菌による窒素固定も期待できます。
  ・元は熱帯性の植物なので、播種時期は暖かくなる6月頃。

4.マメ科 アカクローバー


  ・通路およびジャガイモを植えつけた後に播種します。
   また、マメ科なので、根粒菌による窒素固定も期待できます。
  ・播種時期は、3月頃及び9月頃。

5.イネ科 ソルゴー


   ・バンカープランツとして利用できます。
   ・ナスの害虫ミナミキイロアザミウマの天敵、
     ヒメハナカメムシを呼び込みます。
   ・ソルゴーにつくアブラムシはナスにはつきません。
   ・播種時期は、5月下旬〜8月中。

6.緑肥の種の入手先


  株式会社千草園芸 (楽天市場)
    


  日光種苗
    






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